生まれた赤ちゃんが、首のすわりが安定してお座りができるようになると、ベビーチェアの出番です。
お子さんやお孫さんが離乳食を食べられるようになったら、ぜひとも欲しいものの一つですね。しかし、いろいろありすぎてどれにすればよいのか迷う方も多いのではないでしょうか。
まず、ベビーチェアとは、6ヶ月くらいからの乳幼児が、一般家庭の室内で一人で使うための椅子のことです。
タイプもいろいろありますが、大人が食事の際に一緒にダイニングテーブルで使うためのハイチェアタイプに対して、座卓やリビングなどで、食事や遊びに使えるローチェアタイプがあります。
ここでは、使えるシーンの多いローチェアタイプについてご紹介していきます。
Contents
1.ローチェアの選び方
1-1. 使用期間で選ぶ
赤ちゃんは、身体も、できるようになることも、日々、早いスピードで成長していきます。
衣服とは違って、家具の場合はその都度買い換えていくとなると、なかなかコストがかかってしまいますね。
スペックや仕様を比較検討して、なるべく長期間使えるものを選ぶことをお勧めします。
ローチェアの使い始めの時期については、個人差がありますが、完全に首がすわるようになり離乳食が始まる5~6ヶ月くらいからが目安です。首が支えられるということは、背中・腰の筋肉の発達によるものですが、座った姿勢をキープできるほどではありません。
そのためベビーチェアには、ミニテーブルや背もたれや腰回りの支え、肘掛けなど、乳幼児が座った姿勢を安全にサポートする要素が取り入れられています。
使い終わりは、身長が100cm前後の4~5歳になり、クッションを使えば大人と同じ椅子にも座れるようになってきたら卒業です。
ちなみに、公的規格ではベビーチェアの使用期間は、概ね生後4ヶ月から60ヶ月が最長基準ですが、これは仕様に対して、支えられる体重が24kg以下という安全性が目安になっています。
1-2. 素材で選ぶ
ローチェアは、敏感な赤ちゃんが常に手で触れるものですから、できるだけ素材にこだわりたいですよね。
また、室内で使用することもあり、家具の一部として、リビングなどのインテリアとの違和感が出にくい素材が好まれる傾向があります。
和にも洋にも向いた最も馴染みやすい素材といえば、やはり天然素材である木製が人気です。また、ローチェアは、汚れたらすぐに拭けて清潔にしておくことも大切なので、経年耐久性のある木製なら、ハードな使い方をしても安心して使い続けられます。
ちなみに、保育園や幼稚園などの教育機関では、以前は座面と背もたれが木製であとはパイプでできた椅子が定番でしたが、近年は全ての部分が木製の、いわゆるウッドチェアが採用される所が増えてきました。
経済産業省がエコ政策として木製品を奨励していることと併せ、木製品の持つ調湿性や紫外線吸収性が見直されていること、堅牢で金属音がしないなど情操教育にも効果がある、という理由からです。
一方で、木製品の不安面は、天然素材ゆえに製品完成度に多少の差異がでることと、塗料の有害性です。
塗料は木材の保護や非吸水性を保つために必要ですが、赤ちゃんが使うものですから、安全性というポイントは妥協できませんね。
品質の安全性からも、信頼できる素材を使い確かな管理工程を経た情報が判るようになっている、国内産であることは、選ぶ際の大きな目安でしょう。
1-3. 機能で選ぶ
ベビーチェアは、できるだけ安全性や機能性に注目して選びたいものです。
赤ちゃんの居る生活は誰にとっても特別で、あらゆる面で気の抜けない時間でもあります。そんな中で、安全で機能性が高い製品は、大きな支えになってくれます。
ローチェアの場合、組み立て不要であることは、すぐに使えるだけでなく、家具としての完成度・安定性も担保されているということですから、むしろ必須条件といえるでしょう。
さらに、折りたたみ可能であれば、携帯にも収納にも場所をとられずに助かります。ローチェアにはベルトやバーが付いているのは、急な動きで落下しないための安全性が確保できるので、これも必要な要素です。
最近では、従来の股ベルトに加え、腰回りもサポートできる腰ベルトの必要性も注目されています。
そして、じつは重さが重要な機能性です。軽いことの方が機能面で一見有利そうですが、椅子にとりつけるタイプではない単体のベビーチェアの場合には、違います。
転倒事故が起きないためには、できるだけ重さがあるものの方が望ましいのです。
2.おすすめのローチェア3選
弊社のローチェアは上記のポイントを満たしており、堅牢な木製の国内産ローチェアです。楽天のランキングでも上位を獲得している、自信ある商品です。
2-1. ティンバーローチェア
楽天でレビュー600件越えの人気商品。
手に触れる部分は全てがなめらかな曲線でできている、安全性と機能性に優れた木製ローチェアです。
組み立て不要な完成品で、ワンタッチで折りたためば18cm×52cm×42cmとコンパクトになり、収納する際にも便利です。ほどよい大きさのテーブル付きですが、使用しないときには支える腕ごと、くるりと後部へ回して格納するタイプ。外れてしまう心配がないので安心して使用できます。
また、座った姿勢をサポートする股ベルトに腰ベルトをプラス。赤ちゃんが激しく動いても安心な設計です。色はブラウン、ブラウンブラック、アイボリーホワイトの3色から選べます。
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2-2. ティンバーローチェアクッションセット
こちらはティンバーローチェアにクッションがついた商品です。
国内で丁寧に作られた綿100%のクッションは、取り外して丸ごと洗えます。取り付け方も簡単で、背もたれと座面下の2箇所を紐で結ぶだけで、使っていてもずれません。
中綿入りで厚みがあるので、まだ5~6ヶ月くらいの、ローチェアを使い始めの時期の赤ちゃんの調整クッションとして便利です。
色はベージュドットとブラックドットの2種類です。チェアの色と組み合わせて選べますが、予備でカラーチェンジするのも気分が変わってお勧めです。
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2-3. セットアップハイローチェア
ダイニングテーブルで使えるハイチェアとしても、ローチェアとしてもどちらにも使える多機能チェアです。
テーブルの高さや赤ちゃんの成長に応じて、5段階にチェアの高さを調節可能です。組み立て不要・ワンタッチ折りたたみ式で腰ベルトもついている、ローチェアと同様の仕様です。
ハイチェアで使用するときに足がぶらぶらせず、バーに足をつけられるようになっていることもポイントです。
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3.よくある質問
Q:家具に使われる有害な化学物質って?
A:住宅建材や家具に使われている塗料や接着剤、また、素材となる木材である加工合板などには、揮発性有機化合物(VOC)が含まれています。
常温・常圧で、大気中に放出され続けるため、住宅の気密性が進んだ近年では、健康障害が現れる「シックハウス(室内空気汚染)症候群」の原因のひとつとされ、大人はもちろん、デリケートな赤ちゃんには注意が必要です。
具体的な化学物質には「ホルムアルデヒド」「トルエン」「エチルベンゼン」などがあり、「ホルムアルデヒド」については水溶液がホルマリンと呼ばれ防腐剤にも多用されてきました。現在、原材料に含まれることはほぼありませんが、環境条件によって変質・分解されて発生するケースが問題となっています。
厚生労働省では毎年のように「室内空気汚染」問題の検討会を行い、指定した13物質についての室内濃度指針値を見直しています。また、2003年からは建築基準法により、ホルムアルデヒドの発散量に応じて使用面積が制限されることになりました。発散量は等級を星でランク付けされ、F☆☆☆☆(フォースター)は最も発散レベルの低いものとして安全性の目安の一つとされています。
Q:赤ちゃんを有害物質から守るには、どうしたら?
A:一般的な住宅の室内を無菌室状態にしておくことは、ざんねんながらほぼ不可能です。
まずは、赤ちゃんが触れる頻度が高い、新しい家具や衣類・布などによる健康被害を防ぐことに集中することが現実的で効果的ですね。特に、ベビーベッドやベビーチェアなどの乳幼児家具には、塗料や接着剤、また、素材となる木材に規制基準を守るものが使われているかどうか、法律上の表示義務がありますので良くチェックしましょう。
また、一般財団法人 製品安全協会によるSGマークなどの制度では、製品の状態や使われ方、素材、付属品に至るまで、国内基準により厳しく審査されています。そのような安全性を保証された商品を選ぶことが、赤ちゃんを守る方法の一つです。
まとめ
ローチェアに赤ちゃんを座らせたときに、誰もが安心していられて、もちろん赤ちゃんにとっても居心地のいい場所にしてあげたいものです。
これまで見てきたように、ローチェアを選ぶ際のポイントは、
- 使用期間が長いかどうか
- 国内産の木製品かどうか
- 組み立て不要で安全性、機能性が高いかどうか
という点をチェックしてみてくださいね。